お客さまとのエピソードその1 ワイン
染み抜き、東京でのワークショップ(洗濯教室)開催時の出来事(赤ワインの染み抜き)
私が、「ふだんのお洗濯と染み抜き用の洗剤」のレシビ公開時に東京に重曹洗濯のワー クショップに講師として招かれた時のお話です。
公共施設での開催だったので、重曹洗濯に興味を持たれた方が30名程度
参加されてました。その中に、主婦の方が綿100%のテーブルクロスに
家族内でお家にて、クリスマス会を開かれた折にご主人が赤ワインで満タンの
ワイングラスを手で引っかけて溢してしまわれました。
お子様のいらっしゃらない中年のご夫婦とかで、赤ワインの染みで汚れてしまった
テーブルクロスも大切にされている。思い出の多い品物とか・・・
あわてて、クリーニング店に赤ワインの染み抜きを依頼されましたが、
染みは残ったまま・・・
最終的には、落ちないということで納品され、捨てがたい思い入れのある商品
だったので、染みの付いたままで数年お家でしまわれていたとのお話でした
ワークショップの当日に、持参されてました。
染み部分に、お湯で温めた「ふだんのお洗濯と染み抜き用の洗剤」を塗り、
その上からクエン酸の5%水溶液を塗り、染みを揉みだすことを指導させて
いただきました。
赤ワインには、鉄分が含まれているので鉄分の除去のために
酸素系の漂白剤(過炭酸ソーダー)微粒状を50度程度のお湯に溶かしたものでの
漂白処理もお奨めしました。
すべて、ご自分できれいに染み抜き処理ができ、赤ワインの染みは跡形もなく
綺麗に除去されてました。
一部始終を見ていたワークショップに参加の皆様からどよめきと拍手喝采をあび
喜んで帰宅されました。
もうすぐ、そのエピソードの時期と同じく、クリスマスです。